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新生児期の過ごし方 その3


~新生児期の過ごし方 その3~


こちらのページでは母乳とは直接関係ないことなのですが、新生児期に新米ママが不安に思いやすい項目について紹介しています。

■新米ママのよくある不安■

○白湯・お茶・果汁の必要性

基本的に赤ちゃんは母乳やミルクだけを飲んでいれば十分です。
赤ちゃんが喜んで飲まないのであれば白湯やお茶(カフェインレスのもの)を無理に飲ませる必要もなければ離乳食の準備のためにと母乳やミルク以外のものに慣れさせることもスプーンの練習をさせることも特に必要ありません。
また2~3ヶ月になると果汁を飲ませるように薦める外野の声(実母や義母)や小児科医、保健師さんが多いですが、最近の傾向では早い時期に母乳やミルク以外の飲み物(白湯やお茶はOK)を飲ませることは赤ちゃんの未熟な消化器官の負担になり善玉菌の数を増やす妨げになったり、アレルギーの子供を増やす原因になるということが言われています。
現実にアメリカでは生後半年以内の赤ちゃんに果汁・野菜スープ、離乳食等を与えることが禁止されているようですし、WHOでもそのように警告されているようです。
早い時期に果汁を飲ませるように指導されている国は世界中で日本くらいだそうでそれは以前ミルクにビタミンCが不足していたことからそのような指導方法
がとられていたようです。
でも今はそれらの考え方が少しづつ見直されつつありますから以前の考え方を持った方の意見や離乳食メーカーの販売戦略には惑わされないように果汁を含む離乳食準備はあえて必要はなく、離乳食は生後半年くらいからゆっくりと始められることをお薦めします。

果汁を早く始めないほうがいいと言われている理由
・早い時期の母乳・ミルク以外の飲み物(白湯やお茶をのぞく)は未熟な消化器官の負担になる
・アレルギーにの子供を増やす原因になることもある
・果汁等を飲ませるのは甘い味を早期に覚えさせるだけでお茶などを嫌がる原因になる
・果汁はお腹が緩くなる・お腹が張る原因になり、不機嫌になったり愚図りの原因になる
・虫歯予防の観点

また母乳やミルクはほんのり甘いので低月齢の赤ちゃんは甘い味以外のものを受け付けないということは割合よくあることです。
でもいずれ離乳食が始まり甘い味以外の味に慣れてくると、自然と白湯やお茶も飲んでくれるようになりますから心配はいりません。
またその時期にスムーズにお茶などを飲んでくれるように、果汁等の甘い味の飲み物を常飲させることはなるべく避けましょう。

○ミルク育児経験者&苦労なく母乳が出たタイプの実母・義母・外野の声のストレス

私たちの親の時代は母乳よりミルクの方が栄養があると言われていた時代でした。
そのためよほど母乳の出たタイプの人以外はミルクオンリーで育児をしたママがとても多かったようです。
そのため母乳が出ない人は母乳が出るように努力するという考え方がなく、また出るように指導してくれる人さえいなかったのです。
そのため母乳が出ないならミルクで、ミルクのほうが赤ちゃんが健康で大きく育つと考えられていた時代でした。
だからその時代の人は「最初なかなか母乳が出なかったけれど苦労して母乳が出るようになった」という経験をもつ人がとても少ないのです。
「特に苦労なく母乳がよく出た人」と「母乳が出なくてミルクオンリーだった人」そのどちらかというおばあちゃまがとても多いんですね。

そして今ここに母乳が思うように出なくて悩んでいる娘・嫁・姪っ子がいたとしたら・・・
苦労なく母乳が出た人は「おっぱい張ってる?」「私は朝方タオルがびしょびしょになるくらい出たんだけどね」などと母乳が苦労なく出た経験からおっぱいが張らないと出ないような言い方をし、張らないおっぱいは出ないと決め付けるような言い方をされることが多かったりします。
反対にミルク育児をしてきた人は「3時間持たないのは母乳が足りていないから、ミルクを足しなさい」「赤ちゃんが泣くのはおっぱいが足りないから」「寝ないならミルクを足して寝かせなさい」と母乳量を増やす努力をすることを応援してくれようとはせず、ミルクを薦める攻撃をするのです。

また昔は「抱き癖」がつくことをうるさくいう人もいて、赤ちゃんが泣いても多少頬って置くほうがいい、そのほうか肺が強くなるなんていわれる事もあったりして困惑してしまう新米ママも多いのではないでしょうか?

私も1人目の子供を出産後は3週間ほど実家で過ごしたのですが、同じように母から「赤ちゃんが泣くからと抱いてばかりいると神経質な子になる」とか「ミルクを足せ」攻撃に合い、母乳量が増えるように指導して下さっている桶谷の助産師さんとの意見の違いに戸惑い、それが大きなストレスになったりしました。
今思えば私も初めての子供に戸惑い、母も初めての孫の扱いにきっと大きな戸惑いを持っていたのだと思います。

現代では抱き癖がつくほど大いに抱っこしてあげて欲しいですし、自然なお産や自然な育児の考え方から、母乳育児をしたいと思っているママがとても多くなっていて、最初なかなか母乳が出なくても、努力して母乳量を増やしたい!と思っているママがとても多くなっているようです。

育児方針はママが決めるものなので、あくまでもママがどういう育児をしたいのかを貫き通してほしい、と思うのですが、どうしても外野の声がうるさい!と感じた場合は是非こちらのページをおばあちゃまに読んでもらってみて下さい。→初孫講座


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